リストラから学んだネガティブの生かし方
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ネガティブはダメなことと刷り込まれてきたのは過去のこと。むしろパワーを生み出す素晴らしい性格だと考えるようになりました。
そのきっかけとなったのが、当時勤めていた会社から受けたリストラでした。
大手メーカーに長年勤務していたのですが、ある日突然肩たたきを受けたのです。
このときの私はと言えばネガティブ全開。
「自分が悪いからリストラされたんだ」
「あのときのミスがリストラの原因かも」
「このままこの会社で働くことはできないかも」
など、マイナスの会話で頭はいっぱい。
一方、家に帰ったら
「会社を辞めたらこのあとホームレスになるのでは」
「家族を路頭に惑わせるダメな父親」
「こんな年齢で新しい仕事は見つかるわけがない」
とまたもやネガティブ思考。
自分を責める、家族に謝る。
もう、後ろ向きすぎてゲロが出そうです。
寝床についても眠ることも出来ず、天井の節穴の数を羊のように数える。
それでも眠れず、上司が言った「君にやってもらう仕事はこの会社には無いから」のセリフが何度もリフレイン。もはや死刑宣告を受けた人のよう。
しかし、不思議なものでマイナスも振り切ってしまうと開き直りのような状況になっちゃいます。
「もう、どうにでもしろ!」
底を打った人間は強い、誰の手にも負えない。
翌日、皆がいる事務所で上司に「私は辞めません!」と宣言。その後も会社のリストラを押し返して働き続け、結局会社は私を辞めさせることに失敗したのでした。
さて、このパワフルな状況はどのようにして生み出されたのか。
今、改めて分析してみるとネガティブデトックスがなされたものと考えられます。
ネガティブデトックスとはネガティブな状況にどっぷり浸かることでマイナス要素を吐き出し、最終的に悪い状況を脱却する智恵とパワーが生まれる状況のこと。
もし、ポジティブ思考ならこのとき、「こんな会社辞めても自分を必要としてくれるところがきっとあるから大丈夫」とあっさりリストラを受け入れてしまうことになるでしょう。
余談ですが、この時の会社のリストラは社員を自ら辞めさせるように追い込んで、安い退職金で社員を追い出してしまおうというものでした。なので、受け入れてしまえば会社の思う壺。それこそ家族を路頭に迷わすことになっていたかもしれません。
家族を守り、自らの立場を守れたのはネガティブ思考だったから。辞めたらどうなるのか、転職がダメだったらどうなるのか、自分の出来が悪いのだからそんな人間を雇うところなんて無いよね、とマイナス面にとことんアクセスできたからこそ、打開策がポン!と生み出された。
グッと押し込まれたバネは底知れないジャンプ力を発揮します。例えればそんな感じ。
だから私はいつもゲロが出そうなほどネガティブを全開にして、マイナスイメージの世界を広げていきます。
そして広げ切ったところで開き直る。開き直ることがトリガーとなって打開策が生まれるといったことを何度も経験してきました。
大事なことはネガティブワールドを中途半端に広げ、そのままにしないこと。
これ以上のマイナス要因は考えられないといった底を打った状況まで、現実に目を背けることなく自分に体験させることです。そして、出し切ったところで開き直る。
このネガティブメソッドを手に入れたらすごいパワーを発揮することができます。
自分はネガティブだー
いつもマイナス思考でへどが出そう💦
もう、こんな性格いやだー
という方に是非、お試しいただきたい。
きっとあなたのネガティブ思考があなたの人生を良い方向に導いてくれるツールになってくれることでしょう。
せっかくのネガティブ思考なのですから、それを利用しない手はありませんよね~。
#ネガティブ #パワフル #リストラ #ホームレス